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2011年9月21日 (水)

帰郷・タイムスリップ。

17〜19日、帰郷しました。
新潟・福島豪雨から1ヶ月半。
その爪後は、まだまだ残っています。

実家のある大志部落は、氾濫した只見川沿いにあります。
災害のダメージで、ダムのシステムが故障してしまっているので
貯水機能はなく、グッと水位が下っています。
私が生まれてからずっと見てきた只見川とは、大きく表情を変えていました。

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これは昨年の写真、只見川が満々と水を貯えています。

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これが今の同じ場所。
流されてきたドロや砂がたまり
濁った水が、わずかに流れています。

みんなで、ドロがたまってできた崖の下に降りてみました。
※詳しいお兄ちゃんがいたので降りましたが、本当は危険なので×です。
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広がっていたのは、不思議な風景です。
普段、絶対に歩けない川底近くを歩くのです。

これは普段の風景。川際に家が並んでいます。

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(白いモヤモヤは川の表面に出た川霧です)

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その家々が、はるか高い所に見えます。
只見川がとても深かったんだんぁーと実感。

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何だか、とても不思議な風景。
いつの時代なんだろうかと思うような
不思議な感覚になります。
まるで、タイムスリップでもしたかのようです。

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ダムが出来る60年前、只見川はサラサラ流れる浅い川だったそうです。
なので、水が引けてる今の風景は
そのころに戻ったような風景だそうです。
もちろん、もっときれいな水が流れていたし
溜まったドロや砂もないし
川底は、さらに下にあったそうです。
父母や、近所のおじちゃん、親戚のおばちゃん達も
懐かしく、そのころの様子を話していました。
そして、ダムができて、たくさんの家が水の底に沈みました。

今回、みんなで崖を降りたのは
まさにタイムスリップしたような場所を見に行ったのです。
今回水位が下がった事で
60年ぶりに清水(しみず)が現れたのです。

その清水近くに、お不動様が祭られていて
実家のすぐそばにあったそうです。
この清水は冷たくて美味しくて
人生最後に口にしたいと
皆が望んだほどだそうです。
ダム建設にともない
民家と一緒に、お不動様も実家の近くに移築されました。

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子供の頃、私は毎日お不動様にご飯をお供えしていました。
毎年1月17日には、お不動様のお祭りがあって
「瀧の水」と書いた書を奉納します。

その清水が、枯れずに湧いていたのです。

下の写真の、二股の木は桜で
真ん中の木というか棒は、お不動様の鳥居だったものじゃないかと
お父ちゃん達は遠い記憶で、推測していました。

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澄んだ冷たい清水が湧いていました。
920k
この水をくんで、お不動様にお供えしました。
60年ぶりの清水、お不動様も喜んで下さったと思います。


水害で、只見川沿いの風景が大きく変わりました。
とてもショックを受けましたが
でも、当然の事ながら
どんな風景になっても、私にとっての故郷だという事は
何も変わりがありません。
只見川に豊富な水がもどるのを気長に見て行きたいと思います。
そして、私はこれからも故郷の絵を描いて
自分のできる事を少しずつしていきたいと思います。

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故郷」カテゴリの記事

コメント

只見川、今の光景はかつてに近い状態なんですね。
大志の歴史、勉強になりました!

投稿: (^o^)v 奥会津の殿 | 2011年9月21日 (水) 17時28分

>奥会津の殿さん
以前から「只見川は昔、サラサラ流れる川だったんだ」
と聞いてはいたものの、想像がつかなかったのですが
今の風景で、少し想像がつきました。
土地の昔話って、楽しいし勉強になりますよね。

投稿: けいちゃん | 2011年9月22日 (木) 00時00分

はじめまして
実家と嫁ぎ先を結ぶ道路が252号線でした。
高速道路ができるまで 本当によく通いました。
“風光明媚”っていう単語がいつも脳裏をよぎる場所です。
写真をみて 言葉もありません。あの川が干上がっているなんて!怖いです。

投稿: みん | 2011年9月23日 (金) 11時30分

>みんさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
普段の只見川をご存知の方は
あの川が…!?と、驚かれると思います。
あらためて、すっごい量の水が貯められていたんだなぁと
驚きました。
時間はかかると思いますが、みんさんが言って下さるように
“風光明媚”な風景に戻ってくれたらなぁと思います。


投稿: けいちゃん | 2011年9月23日 (金) 11時50分

コメント遅くなってしまいました。

対岸はカタクリが群生している、けいちゃんの御実家の裏手ですよね。

こんなに変わってしまったのですか?

ダムが出来る前の姿を見れて、良かったような、そうでないような、複雑な心境ではないでしょうか。

それにしても、痛々しく見えてしようがないです。

投稿: クリスタル | 2011年9月26日 (月) 12時55分

>クリスタルさん
そうです。実家の裏手です。
随分と変わってしまいました。
只見川の長い歴史の中で、ある意味貴重な姿だと思います。
でも、濁流で山も随分削られていて、
クリスタルさんのおっしゃる通り痛々しい姿ですweep
水害当初、お兄ちゃんが、
「想像のつかない景色になってるぞ」と言っていたのが、
よくわかりました。

投稿: けいちゃん | 2011年9月26日 (月) 23時34分

豪雨の際には、ダムがあるから大丈夫だろうと思っていたのですが....大変だったようですね。
それが、今度はまったく逆ですか。

あの只見川が、あふれ、そして、川底が見える....
どちらも想像し難いですね。

豪雪で追い打ち、なんてことにならなければよいのですが。

Happy Irand ふくしま! 心からそう言える日が、またくると祈ってます。

投稿: ケンちゃん | 2011年10月 1日 (土) 00時43分

>ケンちゃん
お久しぶりです!コメントありがとうございます。
私も、今までも今回の豪雨の時も
「ダムがあるから大丈夫」って思っていたのですが…。
大志は、家屋への被害はありませんでしたが
田んぼに水が入ったり、
家からケンちゃんさん家に行く川沿いの道などは
一時、水があがったそうです。
あの只見川の、底近くが見えたり歩いたりするなんて
本当、想像した事もありませんでした。
とっても不思議な風景です。

そうですね。今年の雪は、ほどほどにしてほしいですね。
福島はいろいろ試練続きですが、
きっとHappy Irand !に復活してくれると思います!

投稿: けいちゃん | 2011年10月 1日 (土) 02時37分

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